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鋳物とは

高温で溶かした金属を型に流し込んで固め、形状を作る製造方法のことを鋳造と言います。
そして出来上がった製品を鋳物といいます。

鋳物には様々な種類があり、鉄やアルミニウム、銅、亜鉛などの金属を使用することができます。
鋳物の歴史は古く紀元前より、日用品・武器・仏像などが作られてきました。
現在では自動車部品・機械部品・建築用資材など主要工業製品から日用品や装飾品といった 小物まで様々な分野に使われています。

普段目によく目にするものでも
・ドアのレバー取っ手や照明器具
・自動車のアルミホイール
・電車の網棚
・一人用鍋
・鯛焼きやタコ焼きプレート
などにも使用されています。

弊社が得意としておりますアルミニウム合金・亜鉛合金の鋳造方法について簡単にご説明いたします。 鋳物には形状や用途、製造個数などによりいくつかの鋳造方法があります。

製品と同形状の木型で成形した砂型を鋳型として使用する方法

利点

  • 大きな鋳物の製造が可能
  • 製品形状の自由度が比較的高い
  • 型製作コストが安価で比較的短期間で準備が整う

弱点

  • 冷却スピードが遅く金型鋳造に比べ機械的性質が劣る
  • 大量生産品には適さない

砂型の代わりに金型を使用する方法

利点

  • 砂型鋳造に比べ機械的性質、寸法精度は優れる。
  • 砂型鋳造に比べ生産性が高く製造コストは抑えられる

弱点

  • 金型を必要とするため、準備費用が高くなる
  • 少量生産には適さない

ダイカストマシンにより金型に高速・高圧で溶解金属を注入し鋳造する方法

利点

  • 短時間での製造が可能なため、大量生産に適している
  • 高圧で成形するため肉厚が薄くても鋳造可能
  • 寸法精度が良い

弱点

  • 高速・高圧鋳造用の金型が必要な為、準備費用・期間がかかる
  • 製品形状の自由度は低くなる。
  • 少量生産には適さない

   大まかに鋳造方法を分類してみましたが、別の鋳造法もあります。 鋳物製品の利用用途や特性により、最適な鋳造方法や使用材料、コスト等について    ご提案させていただきます。

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